この時期こそ気をつける化粧品と食事!

今回は、紫外線が強くなってくるこの時期にこそ、「知っておくべき化粧品と食事」について投稿させていただきます。

まずは化粧品について。

いつもこのブログではお伝えしておりますが、化粧品はどんなアイテムでも
① 水性成分
② 油性成分
③ 界面活性剤
という3つのベース成分が大部分を占めています。

この中で、特に「油性成分」について知っておくべき事を!

(少し専門的な話になりますが、簡単にできる事なので、是非ともお付き合い下さい)

油性成分は、大きく分けて7つに分類されます。
① 炭化水素
② 高級脂肪酸
③ 高級アルコール
④ エステル油
⑤ ロウ
⑥ 油脂
⑦ シリコーン
になります。

上記の7種類はそれぞれ特性があり、その特徴にあわせて化粧品に配合されます。

そして、この中の「⑥油脂」に注目します。

「油脂」は、「人の皮脂に近い」という特性があるので、お肌に馴染みやすいという特徴があります。

ですので、油脂が配合されている乳液やクリームは、お肌にも馴染みやすいというメリットがあります。

また、油脂が配合されているクレンジングは、お肌に優しいので敏感肌の人にはお勧めです。

ただし・・・

油脂は「紫外線による酸化」を受けやすいという特徴もあります。

酸化を受けた油脂(油)は「過酸化脂質」になり、肌トラブルに繋がってしまいます。

また、過酸化脂質が毛穴などに詰まると、黒くなり、毛穴が目立ってしまいます。

という事は・・・

これから紫外線が強くなってくる時期は、なるべく油脂が配合されていない乳液やクリームをお勧めします!

油脂は、オリーブ果実油やマカデミアナッツ油などが代表例で、「なにかの種」や、「なにかの果実」から採れた油が多いです。

ですので、化粧品のパッケージの裏などに書いてある「全成分表示」をご覧いただき、
・◯◯種子油
・◯◯果実油
・◯◯ナッツ油
という成分に注意して下さい。

紫外線が強くなるこの時期は、上記の成分が配合されていない化粧品を選んで下さい!

(油脂はお肌に馴染みやすいなどの良い点もありますので、あくまでも紫外線が強いこの時期だけ避けて下さい)

それでは、どんな油性成分を選べば良いのか?

この時期は「酸化しない油性成分」を選んで下さい!

具体的に言いますと、
・炭化水素(スクワラン、ミネラルオイル、ワセリンなど)
・エステル油(エチルヘキサン酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、トリエチルヘキサノインなど)

これらの油性成分は、酸化しない油性成分になります。

全成分表示をご確認いただき、上記の成分が配合された化粧品を選んで下さい!

化粧品はお肌をキレイにするためのものです。
化粧品を使って肌トラブルを引き起こしてしまっては本末転倒です。
全成分表示を確認することは3分あれば出来ることですので、是非ともこの一手間を忘れずにして下さい。

※ 僕の拙著「美肌作りの3分ルール」(P222)より抜粋😄

あと、食事でも少しだけ注意していただく事があります。

オレンジなどの柑橘類やキュウリ、シソなどに含まれている「ソラレン」という物質は「紫外線の吸収を高めてしまう」という特性があります。

美容のために朝はスムージーを飲む方もいらっしゃると思います。
スムージーに上記の食品が入っている場合は、ソラレンによってシミを作りやすくしてしまう事も考えられます。
当然ながら、朝にオレンジジュースやグレープフルーツジュースなどを飲んでいる人も気をつけて下さい。

柑橘類などの果物はなるべく「夜に食べる」ようにしましょう!