TOPICS UTPからのお知らせ

TOPICS UTPからのお知らせ

エビデンス・研究資料「アラントインの基礎知識と美容効果について」

【要約】
●アラントインは、医薬品や化粧品に広く使用され、医薬部外品抗炎症有効成分として厚生労働省に承認された成分。
UTPの商品では、「ラ・プレシア アミノクリアフォーム」「リスキノン20」に含まれる。

●皮膚への美容効果と作用メカニズム:創傷治癒・組織修復促進、保湿・バリアサポート、軽いケラトリティック(角質軟化)作用、抗炎症・抗刺激(スージング)作用。

●美容面:ニキビ跡・軽微な炎症後の赤み、乾燥・つっぱり感・粉ふき、ひじ・かかと・ざらつき部分、敏感肌・ゆらぎ肌、マスク荒れ、シェービング後、日焼け後などの「ひりつき・赤み」などのケアに


※エビデンスを最優先に考えるUTPでは、医学論文や研究資料、学術情報などをもとに、美容と健康に関する信頼性の高い情報をご紹介しています。掲載内容は研究・文献に基づく情報であり、商品開発や情報提供の参考資料として活用しています。


アラントインの基礎知識と美容効果について

☆アラントインとは
アラントインは、医薬品や化粧品に広く使用されている成分で、歴史も古く、効果と安全性がある成分と言われています。
この成分は19世紀頃に牛の羊膜から発見され、「アラントイス(羊膜を意味する)」から名付けられました。
コンフリー(ヒレハリソウ)、小麦胚芽、豆類などの植物、哺乳類の尿や多くの生体組織中に存在していると言われていますが、化粧品に配合されるアラントインはほぼすべて合成品です。(高純度・安定性のため)

医薬品、医薬部外品(抗炎症・組織修復)、化粧品(肌荒れ防止、保湿)などに広く使用されていて、化粧品では保湿剤・鎮静成分として、敏感肌用保湿剤、ハンドクリーム、リップケア、ベビーケア、アフターサン、シェービング後ケアなど幅広く配合されています。
※アラントインは、医薬部外品抗炎症有効成分として厚生労働省に承認された成分です。

UTPの商品では、「ラ・プレシア アミノクリアフォーム」「リスキノン20」に含まれています。

☆皮膚への美容効果と作用メカニズム
*創傷治癒・組織修復促進
・表皮細胞・線維芽細胞の増殖と移動を促進し、傷口の閉鎖を早める。
・肉芽組織形成やコラーゲン・細胞外マトリックス(ECM)合成を促進し、創傷治癒の各ステージを
スムーズに進行させる。
・動物モデル(ラットの皮膚創傷)では、アラントイン含有ハイドロゲルの塗布により、
創閉鎖スピードの改善・炎症の軽減・コラーゲン沈着の増加が示されている。

美容的には:
ニキビ跡・軽微な炎症後の赤み、軽度の炎症部位など「肌荒れケア」「キズあとケア」成分として使用される。

*保湿・バリアサポート
・角質層・細胞外マトリックス中の水分保持能を高めることで、皮膚の柔軟性・しなやかさを改善。
・親水性で水系処方に溶解しやすく、他の保湿剤(グリセリン、ヒアルロン酸など)と併用することで
保湿シナジーが期待できる。(※アラントイン自体が保湿成分というわけではありません)
・適度な保湿により、バリア機能が整い外的刺激に対する耐性が向上。

美容的には:乾燥・つっぱり感・粉ふきの軽減、しっとり感とキメの改善。

*軽いケラトリティック(角質軟化)作用
・角質層上層の脱落を穏やかに促進し、ざらつき・ごわつきを改善する。
・強いピーリング剤のような刺激ではなく、「マイルドな角質軟化」として日常使いしやすい。

美容的には:ひじ・かかと・ざらつき部分の滑らかさアップ、くすみ感の軽減、メイクノリの改善などに貢献。

*抗炎症・抗刺激(スージング)作用
・アラントインは、炎症性サイトカインの調整や炎症細胞の制御を通じて、炎症反応を鎮めることが
示唆されている。(症例としては抗炎症効果の報告があるが、メカニズムは断定的ではないということ)

・外用試験では、
① おむつ性皮膚炎(diaper dermatitis)で、アラントイン配合クリームが低濃度ヒドロコルチゾン軟膏と
同等レベルに紅斑・病変スコアを有意に改善
したランダム化比較試験が報告されている。

② 放射線皮膚炎患者では、アラントイン含有エマルジョンが皮膚の治癒促進と不快感の軽減に寄与した
報告もある。

③ 刺激性のある有効成分(例:高濃度ビタミンC、レチノール、ピーリング剤など)と併用すると、
その刺激感を緩和し、使い心地を改善するといわれている。

美容的には:
敏感肌・ゆらぎ肌、マスク荒れ、シェービング後、日焼け後などの「ひりつき・赤み」のケア成分として
訴求しやすい。

☆医薬品で使用されているアラントインについて
アラントインは純粋な「アラントイン単独」の医薬品として処方されるケースは、現在では少なくなっていますが、その組織修復作用や抗炎症作用を目的として、様々な市販薬(OTC医薬品)に配合されています。その一部を表(PDF参照)にまとめました。
「リスキノン20」との比較の際に参考になると思います。

製作日:2026.01.26
監修:株式会社UTP 研究室


エビデンス・研究資料
「アラントインの基礎知識と美容効果について」PDF

詳しくは、PDFをご参照ください。


【アラントインを含む関連商品】
ラ・プレシア アミノクリアフォーム
(洗顔フォーム)
130g
4,500円(税込4,950円)

●リスキノン20
(応急ケアクリーム)
20g
5,000円(税込5,500円)


【関連記事】
美のレシピvol.11(2026年4月号)実は、多くの肌トラブルの原因は「炎症」
アラントイン配合の「リスキノン20」で、肌トラブルの元となる炎症を鎮火!

エビデンス・研究資料「軟膏・クリームにおける基剤の基礎知識」
「リスキノン20」の処方設計について理解を深めるために、基剤について

エビデンス・研究資料「グリチルリチン酸2Kの基礎知識と抗炎症作用について」
「リスキノン20」に配合されているグリチルリチン酸2Kについて

関連記事

エビデンス・研究資料「炭酸ガスによる血行促進と表皮細胞活性化のメカニズム」

エビデンス・研究資料「炭酸ガスによる血行促進と表皮細胞活性化のメカニズム」

エビデンス・研究資料「プラセンタの更年期症状に対する効果」

エビデンス・研究資料「プラセンタの更年期症状に対する効果」

エビデンス・研究資料「ビタミンAの基礎知識(食品)」

エビデンス・研究資料「ビタミンAの基礎知識(食品)」

エビデンス・研究資料「ヒト胎盤抽出物中の抗酸化物質の精製と同定」

エビデンス・研究資料「ヒト胎盤抽出物中の抗酸化物質の精製と同定」

エビデンス・研究資料「馬胎盤抽出物の線維芽細胞における抗酸化作用について」

エビデンス・研究資料「馬胎盤抽出物の線維芽細胞における抗酸化作用について」

エビデンス・研究資料「オートファジーがスポーツパフォーマンスに与える影響」

エビデンス・研究資料「オートファジーがスポーツパフォーマンスに与える影響」

エビデンス・研究資料「糖尿病とオートファジーの関係性について」

エビデンス・研究資料「糖尿病とオートファジーの関係性について」

エビデンス・研究資料「オートファジーとユビキチン化について」

エビデンス・研究資料「オートファジーとユビキチン化について」

エビデンス・研究資料「グルタチオンの基礎知識」

エビデンス・研究資料「グルタチオンの基礎知識」

エビデンス・研究資料「ザクロ抽出発酵物摂取による体内ウロリチンA量の変動について...

エビデンス・研究資料「ザクロ抽出発酵物摂取による体内ウロリチンA量の変動について」
  • JPMA 一般財団法人 日本プラセンタ医学会
  • 一般財団法人 全国ヘルスケアサービス産業協会
  • ESTHETIQUE GRAND PRIX
  • 日本オートファジー