30周年

2022.01.27

皆さんこんにちは。
企画部の藤です。

UTPのお客様のなかでは
あまりいらっしゃらないかもしれませんが、
私、くるま好きなもので、今回はくるまネタでございます。
ちょっと長くなってしまったので、
ご興味の無い方は読み飛ばしてください。

そんな私、今年で30歳の愛車に30年乗り続けておりまして、
それだけ乗っている割には動かなくなったことは
1~2回程度しかなく、日々平穏なドライブを続けています。

30歳の愛車

とは言いながら、新しいモデルが出ると気になって
ディーラーに試乗に行ったり、
モーターショーなどのイベントに行ったりもするのですが、
なかなか買い替えるまでこころは動きません。

ところがここ数年、
CO2に対する風当たりが急に厳しくなってきたので
流行の電気自動車に買い替えないとだめかなぁ、
などと思いちょっと調べてみました。
まぁ、出典によってばらつきはあるのですが、
だいたい次のような感じです。

■自動車製造時のCO2排出量
ガソリン車:約5トン
EV:約15トン

EVはバッテリーの製造時に大量のCO2が出るようです。

この時点ではEVのほうが分が悪いのですが、
ガソリン車は走るごとにCO2を排出します。
ここで逆転があるかもしれません。

■ランニングコストとしてのCO2排出量
ガソリン1LあたりのCO2排出量は約2.3kg(0.0023トン)。
私の場合、1年の走行距離が約2000km、
燃費は10km/L程度なので、
年間0.46トン排出しています。

一方、EVは走行時にはCO2は排出しません。
しかし、その電気をどうやって作っているかで
CO2を排出することになります。

日本の場合、
化石燃料由来電源は75%、
2030年に40%にしようという話ですがそれでも半分弱。
細かい数字は見つけられなかったのですが、
EVの場合もランニングコストとしてその分CO2がプラスされます。

上記をもとに計算すると、
●私が70歳(!)まで今の車に乗り続けると、
20年間で9.2トンのCO2を排出します。
●私がEVに買い替えると15トン+αを排出します。

おや?EVに買い替えないほうが良いかな?
逆に、燃費のよい今のガソリン車に乗り換えれば
90歳まで乗り続けても、
EVよりサスティナブルなんだわ。

これが年間1万km走る人とか、
3~5年で買い替える人とか、
パターンによってかなり総排出量が
変わってきますので、試しに計算してみても面白いですよ。

ということで、
メジャーな媒体に出ている表の報道だけでなく、
裏打ちのある情報をちゃんと見ましょう。
というお話でした。

でも、どーんと技術革新が進んで、
値段もCO2も格段にレベルアップしたら買い替えようかなぁ。
30歳の愛車