そもそも論

2022.09.15

こんにちは。
なんでも屋の宮寺です。

仕事ではなんでもやりますが
プライベートでもやってます。

最近は娘の高校のPTAでなんでもやってます。

文化祭でチーズバーガーを振る舞う委員会であったり
(でもコロナで3年間焼けずじまい)
学校の草むしりをしたり
(生徒がやれ!)
保護者会を学校とzoomのハイブリッドで開催したりなどなど。
(コロナでまだまだ集まるのに躊躇する方いらっしゃいますからね)

取り組みのひとつに
「各ご家庭困ったあるあるを解消しよう」というものがあります。

それは
学校から保護者へ宛てたプリントが子供たちのカバンの中に彷徨ってしまう現象
通称「プリントクシャクシャ問題」
これをゼロにするというものです。

この問題は子供たちに「いくら言っても言うことをきかない」が故に
学校と保護者とのパイプが遮断されてしまうというものです。

そこで!
「子供たちをすっ飛ばして
学校から保護者に直接伝えればいいんじゃね?」
という結論に達しPTAにもITを導入することになりました!
(ITと言っていいのかいささか?ですが)

試みたのは
プリントを全てデジタルデータ化し、
メールにて「直接」保護者に届けるというものです。
これならプリントを刷る手間もなくなり
(先生の残業削減と紙等の経費も削減)
子供たちのカバンの中に留まることもなくなり
(口うるさく言わなくて済む親と言われなくて済む子供のストレス削減)
円滑な学校と保護者との運営という
夢のような世界が現実のものとなるわけです!

システム会社さんと協力のもと
個人情報管理うんぬんの問題もあり、
いささか戸惑いましたが、
そちらもクリアになりいざ実行してみたところ。。。。。

「プリントクシャクシャ問題」

最初の最初の段階にある
「メールアドレスの登録」を通知するための「プリント」が
またしても「プリントクシャクシャ問題」によって
保護者に届かず試みが阻まれてしまったのです。。。

つまり
最初の段階ではどうしてもこの試みを伝えるために
学校→生徒→保護者のルートをプリントという手段で伝えなければならなかった、
それしか方法がなかったのです。

こちらのシステム、稼働してから2ヶ月が経ちますが
現在登録者数全生徒の3分の1程度。
保護者からは「そんなのあるの知らないわ」などとクレームが殺到。
「クレーム言う前に自分とこの子供、しっかり躾けろ!」と
仲の良い保護者たちでプロレスになる始末。。。

所詮、ITなどしっかりしたものが発展しても扱うのは
不完全な「人間」なので、そもそもその「人間の精度」を高めないと
いけないんだなぁと言うことを身をもって体験できた学びでありました。