自称ではなく、本当に2冊ほどちゃんとした美容本を出版している宮田哲朗です。。。
突然ですが
オーガニックって聞くと何となく良さそうなイメージがありますよね?
化粧品でもオーガニックを売りにしている「オーガニック化粧品」が沢山あり、何となくお肌に良さそうなイメージで購入される方も多いと思います。
では?
オーガニックとは?
化学肥料や農薬を使わず、有機肥料によって生産された農作物をいう。
※国語辞典より抜粋
というのがオーガニックの意味になります。
ただ、残念ながら市場にあるオーガニック化粧品には明確な定義がなく、
・植物から抽出された成分を少しだけ使っている
・機能性成分に植物エキスを採用している
・オーガニックっぽいパッケージで販売している
など、化粧品各社が独自のルールでオーガニックをうたっています。
本来のオーガニックは有機肥料によって生産された農作物なのに、ただの植物エキス(有機肥料で栽培された訳ではない植物)だったり、その植物エキスをちょっとだけ入れてあるだけのものだったりします。
そして、植物エキス以外の大部分のベース成分は、通常の化粧品成分である場合が殆どです。
消費者の方は、何となくお肌に良さそうというイメージで、配合されている成分を確認せずにオーガニック化粧品を購入してしまいます。
(しかもオーガニック化粧品は高額な製品が多い印象があります)
僕はオーガニック化粧品を否定している訳ではありません。
本当にお肌にやさしいオーガニック化粧品もありますので、そういった化粧品を必要とされる方はたくさんいらっしゃると思います。
だから、オーガニック化粧品には消費者の方が混乱しない様な「きちんとしたルール」が必要だと思っていました。
そんな時に!
日本化粧品工業連合会が、「ISO 1628」に基づくガイドラインを作成しました!
※ISOとは、国際標準化機構といい国際的に適用する規格です。
このガイドラインでは色々と難しい内容が決められていますが、簡単に言いますと、
今後は「オーガニック化粧品にはオーガニック由来の成分が何%入っているのか?」を記載するといったものです。
まだ任意表示のため、全てのオーガニック化粧品に表示される訳ではありませんが、
・表示していない製品はその時点で疑問に思う
・表示してある製品は、他の製品と比較ができる
など、購入する際の1つの目安になると思いますので、是非ともオーガニック化粧品を購入される際は、表示に注目してみて下さい!