日焼け止めは「肌荒れ」を防ぐ

日焼け止めは肌荒れするって昔はよく聞いたものです。
日焼け止めは、日焼けはもちろん、シミや肌の老化を防ぐだけではなく、
肌荒れ防止にも役立ちます。

皮膚マイクロバイオームって知ってる?

皮膚のものすごく小さな(マイクロ)、生物集団(バイオーム)。つまり肌に存在している細菌、真菌、ウイルスなどの微生物の集まりをいいます。皮膚マイクロバイオームのうち、皮膚に最も多く存在している微生物は細菌で、これが、いわゆる皮膚常在菌です。このうち美肌に働く菌を美肌菌と呼んでいます。

みんな違う、皮膚マイクロバイオーム

⁡皮膚マイクロバイオームの微生物構成は、指紋のように固有のものと考えられています。
みんなそれぞれ違うということですね!
また、皮膚マイクロバイオームは、皮膚のpHや皮脂量、年齢、性別、生活スタイルなど様々な条件で変化していると言われています。

皮膚マイクロバイオームのバランスが美肌の鍵

皮膚マイクロバイオーム(皮膚常在菌)には、美肌に働く美肌菌(善玉菌)、肌荒れにつながる悪玉菌、アクネ菌など菌バランスによって良くも悪くも働く日和見菌が存在します。肌状態の良し悪しは、皮膚常在菌のバランスが深く関係しています。
皮膚マイクロバイオームは人によって異なるから、同じ環境でも肌荒れする人、しない人、お手入れの方法が同じでも肌荒れする人、しない人がいるんですね。

紫外線が皮膚マイクロバイオームを崩す

皮膚常在菌のバランスが崩れて肌荒れを起こす原因は様々にありますが、紫外線もその原因の一つです。最近の研究では、紫外線照射によって多様な菌が群生している皮膚マイクロバイオームの多様性が減少し、皮膚常在菌バランスが崩れ、肌荒れを引き起こすことがわかりました。

日焼け止めが肌荒れを防ぐ

日焼け止めを使用し紫外線から肌を守ることは、紫外線によって崩れてしまう皮膚マイクロバイオームの菌バランスを保護することにつながり、菌バランスが保たれることで肌荒れが起きにくくなります。

【まとめ】
シミや肌の老化防止として、特に紫外線の強い季節から日焼け止めを使うという人もいるかもしれませんが、シミ、肌老化に加えて肌荒れ予防のためにも、季節を問わず1年を通して日焼け止めを使用することをおすすめします。効果を保つために、2~3時間おきの塗り直しもお忘れなく♪


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