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ラ・プレシア リニューアル「こだわりと失敗」

どんなときも揺らがないタフさ、肌の内側から光を放つような健康的で美しい艶肌。
”なりたい肌に、私が私の肌を育てる”そんな新しいラ・プレシアのリニューアルが、着々と進行しております。

なぜ2層式にこだわるのか

ラ・プレシアをご愛用の方の中には、ラ・プレシアといえば2層式の化粧水(ローション)を挙げてくださるお客様も多いのではないでしょうか。なぜUTPの化粧水は2層式なのでしょうか。

ラ・プレシア ローションが長年2層式である理由は、肌構造に近づけた処方が高い効果と浸透力を両立できるからです。


2層になっているのは、図のような状態をローション内に両立させています。水と油が分離するように、ローションも2層に分かれています。(厳密に言うと、一方は乳化した油性層であるため、ボトルを軽くふるだけで滑らかに混ざるのが特徴です)



これは、皮膚のバリア機能(「汗=水性」+「皮脂=油性」)の構造を模倣した構成になっており、肌本来のバリア機能をサポートし、うるおいと透明感を引き出す設計になっています。

皮膚(表皮)の構造を分解してみると、

このように、表面は「油性」、内側は「水性」の性質を持っています。水性成分だけのローションでは「油性」の角層を通過できず、浸透が阻まれるため、油性成分を併せ持つことで角層にもなじみやすくなるのです。つまり、2層式は、効果と浸透、理論にも機能的にも肌にアプローチしやすい処方なのです。

現場でやっちゃった2度の失敗

そんな中、弊社の自社工場であるユーティジャパンで行った試作では、以下のようなトラブルが発生しました。

(A)2層に分かれず、完全に混ざり切った状態。
  ↑思い通りの層に分かれずイマイチ…
(B)油性層、乳化層、水性層に分かれた3層状態。
  ↑テクスチャーが悪く、不安定な状態…

一見、「混ざっている=よさそう」に思われるかもしれませんが、2層に分かれていることの視覚的美しさと、肌構造に似た2層ではなくなるため、本来の設計意図が失われてしまいます
一方で、3層に分離するのも油と水のバランスが悪く、乳化が不完全な失敗例です。

実はすごい「2層」の技術

UTPの2層式ローションは、一方を乳化させた油性層にすることで、軽く振るだけで均一に混ざるテクスチャーを実現しています。しかも、しばらくそのまま置いておくと、再び美しい2層に戻る―――
このバランスは、簡単に見えて実は高度な技術なのです。

2層式にこだわる理由と、安定して製造する難しさを可能にする技術力の結晶が、UTPの2層式ローションなのです。


化粧品は、「有効成分」だけで決まるものではありません。処方の構造や肌との親和性もまた、確かな結果につながる大切な要素なのです。ラ・プレシアのリニューアルもいよいよ大詰め。今後もご期待ください。

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