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エビデンス・研究資料「プラセンタの更年期症状に対する効果」

【要約】
●プラセンタによる更年期症状の改善が注目されており、更年期症状の改善効果について根本的なメカニズムが解明。

●プラセンタは、エストロゲンの分泌は促進せず、FSHの分泌を抑制する。

●エストロゲンを補うホルモン補充療法とは異なるアプローチ方法であり、副作用リスクを回避して更年期症状の改善が望める。


※エビデンスを最優先に考えるUTPでは、医学論文や研究資料、学術情報などをもとに、美容と健康に関する信頼性の高い情報をご紹介しています。掲載内容は研究・文献に基づく情報であり、商品開発や情報提供の参考資料として活用しています。


プラセンタの更年期症状に対する効果

☆更年期と更年期症状・障害について
個人差はありますが、女性は50歳前後の年齢で閉経を迎え、閉経の時期を挟む前後5年の10年間を更年期と呼びます。

この期間に、他の疾患に起因しない症状として、ほてり、のぼせ、発汗などいわゆるホットフラッシュと呼ばれる血管運動神経症状、動悸、頭痛、関節痛、冷え、易疲労感などの身体症状が出ます。また、気分の落ち込み、意欲低下、イライラ、不眠等の精神症状も出ることがありこれらを更年期症状と呼びます。

しかも、更年期症状により日常生活に支障をきたしてしまう場合がありこの状態を更年期障害と呼びます。

☆更年期症状の原因と治療法について
更年期症状の原因は、加齢による卵巣機能の低下により、女性ホルモン、特にエストロゲンの分泌が低下してしまうことです。そのため更年期症状の治療として女性ホルモンの補充療法が行われています。

しかし、ホルモン補充療法を閉経後何年も継続すると、心血管疾患や血栓塞栓症のリスクが増加することや乳がんの発症率が上がるといった報告もされているため、ホルモン補充療法を望まない患者さんも多いです。こうした背景から、プラセンタによる更年期症状の改善が注目されています。

今までプラセンタエキスの更年期症状の改善効果について根本的なメカニズムは解明されていませんでした。
それが今回この研究で、今までの論文の結果を合算してみることで、そのメカニズムが解明されました。
(PDF図版参照)

※ちなみに論文のタイトルである
システマティックレビューは、都合の良い論文を集めるのではなくルールに従って集められた論文のこと、そしてメタアナリシスは複数の論文結果を集めて効果があるかを検討したということです。(参考文献の論文タイトル(PDF参照))つまりこの論文は、ルールに従って集められた複数の論文の結果を合算したもので信頼性の高いデータである
ということを示しています。

☆評価した論文について
今回選定された論文は
① ランダム化比較試験であること、
②ヒトを対象とした研究であること、
③別の研究と対象者が重複していないこと、
④言語が英語または日本語であること、
⑤データの平均値、標準偏差、信頼区間…などの報告が
されていること、を基準に選定されました。(ルールに沿った選定の部分です)

その結果、最終的に9編の論文を対象論文としてデータをまとめることになりました。(PDF表1参照)

表1の論文概要にある通り、この論文はプラセンタの経口投与での検討が5件注射での検討が4件となっているため、内服・注射問わず論文が選ばれ、プラセンタの更年期症状に対するメカニズムが実証されたということになります。

☆更年期症状においてプラセンタがアプローチしていた場所

更年期症状で起こっていることは、
・卵巣機能の低下
・エストロゲンの低下
・ネガティブフィードバックの低下

(もうエストロゲンたくさん分泌したからいらないよという卵巣からの抑制フィードバック)
・FSHの過剰分泌
(エストロゲン足りないからもっと作ってという脳からの指令)
になります。
つまりこのどれかをプラセンタは改善することで更年期症状を緩和しているということです。

今回の9編の論文のデータを集計してわかったことは、
プラセンタは
・エストロゲンの分泌は促進しない
・FSHの分泌を抑制する

ということです。(PDF図版参照)

これは、エストロゲンを補うホルモン補充療法とは異なるアプローチ方法であり、副作用リスクを回避して更年期症状の改善が望めるということです。

参考文献:プラセンタエキスの更年期症状に対する効果:システマティックレビュー及びメタアナリシスによる検証, 浅水希ら, 青森保険医療福祉健康, 7(1); 12-21: 2025


製作日:2026.01.13
監修:株式会社UTP 研究室


エビデンス・研究資料
「プラセンタの更年期症状に対する効果」PDF

詳しくは、PDFをご参照ください。


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