【要約】
●JHFAマークは、健康食品の品質規格、製造・加工、表示などを審査し、基準を満たした製品に表示される認定マーク。
●プラセンタ食品では、原料となる胎盤の由来やプラセンタエキス純末の含有量、安全・衛生基準などが定められている。
●健康食品を選ぶ際は、配合量の大きさだけでなく、品質を客観的に確認できる認定の有無も判断材料になる。
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知っておくべき!JHFAマークの知識
●JHFAマークとは
認定健康食品(JHFA)マーク認定制度は、1986年に公益財団法人 日本健康・栄養食品協会が開始した、健康食品の品質に関する認定制度です。JHFAは「Japan Health Food Authorization」の頭文字から成ります。
現在、JHFAマークには、規格基準に従って認定する「規格基準型JHFA認定」と、製品ごとに審査する「個別審査型JHFA認定」があります。

規格基準型JHFA認定では、品質規格、製造・加工、表示などを公益財団法人 日本健康・栄養食品協会が審査し、合格した製品にJHFAマークの表示が認められます。JHFAマークは、健康食品を選ぶ際に品質を確認するための指標の1つです。
JHFAマークはプラセンタ特有のものではなく、現在は69の食品群に規格基準が設けられています。

プラセンタ食品は、原料の由来やプラセンタエキス純末の含有量など、表示だけでは品質を比較しにくい場合があります。そこで、消費者が品質を客観的に確認できるよう、プラセンタ食品についてもJHFAの規格基準が設けられています。
●プラセンタ食品のJHFAマーク取得基準
プラセンタの定義
①胎盤に限定する
学問上、植物の「胎座」も英語ではplacentaと呼ばれますが、JHFAの規格基準でいう「プラセンタ」は、動物の胎盤に限られます。
②出産後の満期胎盤に限定し、子宮などの他の器官を含まない
使用される胎盤は、満期出産時に後産として得られたものに限定されます。子宮など、胎盤以外の器官を含んではいけません。
③豚または馬の胎盤を使用する
JHFAの規格基準では、原料となる家畜を豚または馬と定めています。そのため、牛や鹿などの胎盤は対象になりません。
これらを踏まえ、JHFAの規格基準でいう「プラセンタ」は、適正に農場で飼育された健康な家畜である豚または馬の満期出産時に、後産として得られる食用の胎盤を指します。
また、子宮などの胎盤以外の器官を含まず、回収時に適切に洗浄されていることが求められます。
●プラセンタエキスとプラセンタエキス純末

プラセンタエキスとは
プラセンタを酵素分解や塩酸分解などの方法で分解した後、抽出工程を経て得られる液状またはペースト状のもので、加熱殺菌されたものをいいます。
プラセンタエキス純末とは
プラセンタエキスを凍結乾燥や噴霧乾燥などの方法で乾燥させ、水分を除去した粉末状のものをいいます。
●プラセンタエキス含有食品の主な規格基準
1日の摂取目安量
プラセンタ食品の規格基準では、1日の摂取目安量をプラセンタエキス純末として100mg以上としています。
プラセンタエキス純末の含有量
プラセンタエキス含有食品は、プラセンタエキスまたはプラセンタエキス純末を原料として使用し、その他の原材料を加えて食用に適するよう加工したものです。
製品規格では、プラセンタエキス純末の含有量が表示以上であることが求められます。純末量を表示することで、水分などを含むエキス全体の量ではなく、プラセンタエキスから水分を除いた量を確認できます。
プラセンタエキスの純度
プラセンタエキスは、水分やほかの原材料を加えると、見かけ上の量を大きく表示できてしまいます。そのため、JHFAの規格基準では、製品中のプラセンタエキス純末の含有量を表示し、表示どおりであることを確認します。

上の図は、プラセンタエキスの分子量分布例です。右側は、プラセンタエキス純末にコンドロイチン硫酸を加えた場合に、曲線が変化することを示しています。原料の同一性や混入の有無を考える際の資料ですが、ホルモンの分析結果を示す図ではありません。
ホルモン値について
胎盤は動物由来の組織であるため、ホルモンについて質問を受けることがあります。元原稿では、プラセンタエキスおよびプラセンタエキス純末の純度試験において、ホルモンの評価基準は「ピークを認めないこと」と説明されています。
ただし、添付されている図は分子量分布例であり、ホルモン分析の結果ではありません。この図だけを根拠に「ホルモンが検出されない」「ホルモンが含まれていない」と断定することはできません。
お客様から質問を受けた場合は、「豚肉と同じなので問題ない」と一律に案内するのではなく、JHFA認定製品であること、製品に定められた品質・安全性の審査を受けていること、摂取時は商品表示の注意事項を確認することをお伝えください。治療中、服薬中、妊娠・授乳中などで不安がある場合は、医師または薬剤師への相談をご案内ください。
安全・衛生基準
規格基準には、一般細菌数、大腸菌群、水分または乾燥減量、残留溶媒、崩壊性、残留農薬などの有害汚染物質に関する基準も設けられています。
なお、JHFAマークは品質を判断する指標ですが、特定の健康効果や、すべての人に対する安全性・有効性を保証するものではありません。健康食品を選ぶ際は、原材料、摂取目安量、注意事項もあわせて確認することが大切です。
参考資料:公益財団法人 日本健康・栄養食品協会「プラセンタ食品 品質規格基準 概要」「認定健康食品(JHFA)マークとは」
製作日:2025.02.14
監修:株式会社UTP 研究室
エビデンス・研究資料
「知っておくべき!JHFAマークの知識」PDF
詳しくは、PDFをご参照ください。
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