TOPICS UTPからのお知らせ

TOPICS UTPからのお知らせ

エビデンス・研究資料「皮膚におけるオートファジーについて」20250331

【要約】
●皮膚において、オートファジーは表皮の分化、免疫、皮膚色の調節などの役割を担う。
皮膚のオートファジー活性は、加齢に伴って低下する。

●オートファジーを活性化させることで、乱れていた角化を整え、正常な皮膚を形成することができると考えられる。

●オートファジーを活性化させることで肌老化を抑制できる可能性がある。
そして正常な角化にもオートファジーが関与していることがわかった。

↓Point★ページ下に、わかりやすく解説!


※エビデンスを最優先に考えるUTPでは、医学論文や研究資料、学術情報などをもとに、美容と健康に関する信頼性の高い情報をご紹介しています。掲載内容は研究・文献に基づく情報であり、商品開発や情報提供の参考資料として活用しています。


皮膚におけるオートファジーについて

☆皮膚のオートファジーと加齢
皮膚において、オートファジーは表皮の分化、免疫、皮膚色の調節などの役割を果たしていることが研究で
明らかとなっています。老化による皮膚状態の変化とオートファジーの関連を調べたデータを以下に示します。(PDF参照)

40~50代の健常女性6名を対象に、非露光部である上腕内側部より採取した皮膚から、オートファジーの活性を測る
指標となるタンパク質(LC3タンパク質またはp62タンパク質)の代謝量を検出し、皮膚組織におけるオートファジーの活性を定量しています。
結果、皮膚のオートファジー活性は、加齢に伴って低下する傾向が見られました。(図1(PDF参照)

☆光老化が顕在化した部位(シミ)でのオートファジー活性について
紫外線はシミ・シワ・たるみなどの光老化を引き起こすことが知られていますが、シミのある部位と健常な皮膚部位におけるオートファジー活性を比較した検討があるので以下に示します。(PDF参照)

紫外線に暴露されやすい前腕外側に生じたシミ(色素沈着)部位と上腕内側の健常部位それぞれでオートファジー活性を比較しました。(グラフは6名のデータです(PDF参照)

露光部のシミ部位は、非露光部の健常部位と比較してオートファジー活性の有意な低下が見られました。(図2(PDF参照)

☆角化が乱れた皮膚でのオートファジーの活性について
表皮の角化とオートファジーの関連を調べたデータを以下に示します。(PDF参照)

肘部に乾燥やざらつきなどの肌トラブルがある30~50歳代健常人を対象とし、肘部とその周辺の腕部の皮膚を比較しました。

・肘部において角質肥厚が見られました。

・正常な角化に重要とされるタンパク質(ロリクリン、フィラグリン)とオートファジー活性の指標となるLC3タンパク質を蛍光色素で可視化したところこれらの分布が乱れていました。

・LC3タンパク質の量が肘部で少なくオートファジー活性の低下が見られました。
この検討には続きがあり、肘部皮膚にオートファジーを活性化させる試薬を添加して表皮の角化状態、角化に関与するタンパク質を可視化しています。

(PDF参照)より、オートファジーを活性化させたことで、角質肥厚が抑えられました。そして角化に関与するタンパク質の分布も整っていることがわかります。

つまり、オートファジーは正常な角化に関与している可能性があり、オートファジーを活性化させることで
乱れていた角化を整え、正常な皮膚を形成することができると考えられます。

★総括★
今回の実験内容から、皮膚におけるオートファジーは加齢や光老化の進行で低下していることがわかり、
オートファジーを活性化させることで肌老化を抑制できる可能性があること、そして正常な角化にも
オートファジーが関与していることがわかりました。「オートスイッチ」の内服でも、同じような効果が得られる
可能性があります。

参考資料:花王株式会社ニュースリリースより(2019.11.18)(2023.4.27)

製作日:2025.03.31
監修:株式会社UTP 研究室


エビデンス・研究資料
「皮膚におけるオートファジーについて」PDF

詳しくは、PDFをご参照ください。


【関連商品】
オートスイッチ
ザクロ抽出発酵物粉末含有加工食品
(オートファジー活性化サプリメント)
60錠(30日分)
18,000円(税込19,440円)


【わかりやすく解説】皮膚におけるオートファジーについて

☆皮膚のオートファジーと加齢

皮膚では、オートファジーが表皮の分化や免疫、皮膚色の調節などに関わっていることが研究によって明らかになっています。
ここでは、加齢による皮膚の変化とオートファジーの関係を調べたデータを紹介します。

40~50代の健常女性6名を対象に、紫外線の影響を受けにくい上腕内側から採取した皮膚について、オートファジー活性の指標となるLC3タンパク質およびp62タンパク質の代謝量を測定し、皮膚組織におけるオートファジー活性を定量しました。

その結果、皮膚のオートファジー活性は、加齢に伴って低下する傾向が認められました。(図1)

☆光老化が顕在化した部位(シミ)でのオートファジー活性について

紫外線は、シミやシワ、たるみなどの光老化を引き起こすことが知られています。

そこで、シミのある部位と健常な皮膚でオートファジー活性を比較した検討結果を紹介します。

紫外線を浴びやすい前腕外側のシミ(色素沈着)部位と、紫外線の影響を受けにくい上腕内側の健常部位について、オートファジー活性を比較しました。(6名のデータ)

その結果、シミのある部位では、健常部位と比較してオートファジー活性が有意に低下していました。(図2)

☆角化が乱れた皮膚でのオートファジー活性について

ここでは、表皮の角化とオートファジーの関係を調べたデータを紹介します。

肘に乾燥やざらつきなどの肌トラブルがある30~50代の健常者を対象に、肘とその周辺の腕の皮膚を比較しました。

・肘では角質肥厚が認められました。

・正常な角化に重要とされるタンパク質(ロリクリン、フィラグリン)と、オートファジー活性の指標であるLC3タンパク質を蛍光色素で可視化したところ、これらの分布が乱れていました。

・また、肘ではLC3タンパク質の量が少なく、オートファジー活性の低下も認められました。

続いて、肘の皮膚にオートファジーを活性化する試薬を添加し、表皮の角化状態と角化に関与するタンパク質を観察しました。

その結果、オートファジーを活性化することで、角質肥厚が抑えられました。
また、角化に関与するタンパク質の分布も整っていることが確認されました。

つまり、オートファジーは正常な角化に関与している可能性があり、オートファジーを活性化することで、乱れた角化を整え、正常な皮膚の形成につながる可能性が示されました。

★総括★

今回の実験から、皮膚のオートファジーは加齢や光老化の進行に伴って低下することがわかりました。

また、オートファジーを活性化することで肌老化を抑制できる可能性があり、正常な角化にもオートファジーが関与していることが示されました。
「オートスイッチ」の内服でも、同様の効果が得られる可能性があります。

関連記事

エビデンス・研究資料「エクソソームの美容医療・化粧品への応用」20260803

エビデンス・研究資料「エクソソームの美容医療・化粧品への応用」20260803

エビデンス・研究資料「知っておくべき!JHFAマークの知識」20250214

エビデンス・研究資料「知っておくべき!JHFAマークの知識」20250214

エビデンス・研究資料「角質ケアの重要性とピーリング・スクラブの基礎知識」2026...

エビデンス・研究資料「角質ケアの重要性とピーリング・スクラブの基礎知識」20260615

エビデンス・研究資料「炭酸ガスによる血行促進と表皮細胞活性化のメカニズム」202...

エビデンス・研究資料「炭酸ガスによる血行促進と表皮細胞活性化のメカニズム」20260615

エビデンス・研究資料「角質層の糖化メカニズムについて」20260525

エビデンス・研究資料「角質層の糖化メカニズムについて」20260525

エビデンス・研究資料「ビタミンCの継続供給が皮膚バリア機能に与える影響」2026...

エビデンス・研究資料「ビタミンCの継続供給が皮膚バリア機能に与える影響」20260330

エビデンス・研究資料「紫外線による皮膚障害に対するビタミンCの前塗布・後塗布の保...

エビデンス・研究資料「紫外線による皮膚障害に対するビタミンCの前塗布・後塗布の保護効果」20260316

エビデンス・研究資料「軟膏・クリームにおける基剤の基礎知識」20260202

エビデンス・研究資料「軟膏・クリームにおける基剤の基礎知識」20260202

エビデンス・研究資料「グリチルリチン酸2Kの基礎知識と抗炎症作用について」202...

エビデンス・研究資料「グリチルリチン酸2Kの基礎知識と抗炎症作用について」20260126

エビデンス・研究資料「アラントインの基礎知識と美容効果について」20260126

エビデンス・研究資料「アラントインの基礎知識と美容効果について」20260126
  • JPMA 一般財団法人 日本プラセンタ医学会
  • 一般財団法人 全国ヘルスケアサービス産業協会
  • ESTHETIQUE GRAND PRIX
  • 日本オートファジー