
「この化粧水、どうして2層に分かれているんですか?」
初めて見た方は、少し不思議に思うかもしれません。
使う前によく振ると、2つの層が混ざり合う「2層式化粧水」。実はこれ、見た目を珍しくするために2層にしているわけではありません。ちゃんと理由があります。
それは、化粧水に配合した美容成分を、お肌へ馴染ませやすくするため。
今回は、UTPが長年「2層式」にこだわってきた理由をご説明します。
●美容成分には「水が好きな成分」と「油が好きな成分」がある
化粧品に配合される美容成分(有効成分)は以下のように、大きく2つに分けられます。

例えば、UTPが長年研究してきたプラセンタエキスは水に馴染みやすい成分です。
ここで、ちょっと想像してみてください。コップに水と油を入れると、どうなるでしょうか?
混ぜても、しばらくすると分かれてしまいますよね。
水と油は、そのままでは馴染みにくいのです。実は、この性質が化粧水を考えるうえでも、重要なのです。
●お肌の表面は「水」だけではありません
私たちの肌には「皮脂」、「角質細胞間脂質」という油分があります。

つまり、いくら美容成分をたっぷり配合した化粧水をつくっても、水溶性の成分だけだとお肌に浸透しにくいのです。
そこでUTPが考えたのが、「水だけではなく、油の性質も持った化粧水にしよう」という発想です。
化粧水にオイルの層を組み合わせることで、肌の油分ともなじみやすい設計にする…。
これが、UTPが2層式化粧水にこだわってきた理由のひとつです。
●だから「使う直前に振る」
ボトルを見ると、水の層とオイルの層が分かれています。でも、使う直前に振ると……水とオイルが細かく混ざり合います。
そして肌につけるとお肌に浸透する…、つまり「振る」というひと手間にも、ちゃんと意味があるのです。
ただ珍しいから2層なのではなく、美容成分と肌とのなじみ方まで考えて、つくられた化粧水なのです。
●化粧水は「何が入っているか」だけで選ばない
化粧品を選ぶとき、「プラセンタ配合」、「ナイアシンアミド配合」「○○エキス配合」など、どうしても配合されている美容成分に目が行きます。
もちろん、それも大切です。でも、もう一つ知って頂きたいのが、「その美容成分を、どのような処方で肌になじませるよう設計しているのか?」ということ。
同じ美容成分を使っていても、化粧品のつくり方や処方設計は同じではありません。
2層式も、その工夫のひとつです。
●2層なのには、理由があります
毎日何気なく使っている化粧水。でも、その1本がなぜその形になっているのかを知ると、化粧品を見る目が少し変わると思います。

「振るのが面倒な化粧水」ではなく、
「振ることにも意味がある化粧水」。
美容成分だけではなく、その美容成分をどう肌になじませるかまで考えて、化粧水を選んでみてください。
サロンで2層式化粧水を見かけたら、ぜひ手に取って振ってみてください。きっと「なるほど、この2層には意味があるんだ」と感じていただけると思います。
美のレシピvol.17(2026年10月号)なぜ、この化粧水は、「振って」使うの?
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