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エビデンス・研究資料「グルタチオンの基礎知識」

【要約】
●グルタチオンは、3つのアミノ酸(グルタミン酸・システイン・グリシン)が結合したトリペプチド。
細胞内の抗酸化防御・解毒・免疫調節・美白など、非常に多岐にわたる役割を担う。

●グルタチオンの働きは主に4つ(①抗酸化作用、②メラニン生成抑制作用、③解毒作用、④免疫サポート)

●グルタチオンは濃度依存的にメラニン含有量を大幅に減少させ、美白効果があることが示されている


※エビデンスを最優先に考えるUTPでは、医学論文や研究資料、学術情報などをもとに、美容と健康に関する信頼性の高い情報をご紹介しています。掲載内容は研究・文献に基づく情報であり、商品開発や情報提供の参考資料として活用しています。


グルタチオンとは

グルタチオンは、グルタミン酸・システイン・グリシンという3つのアミノ酸が結合したトリペプチドです
ヒトのすべての細胞に存在しており、特に肝臓や腎臓などの解毒器官に多く含まれています。

アミノ酸が材料なので、体内で自然に合成される物質です。細胞内の抗酸化防御・解毒・免疫調節・美白など、
非常に多岐にわたる役割を担っています。

☆グルタチオンの主な働きと役割
グルタチオンの働きは主に4つあり、

それぞれ
①抗酸化作用
②メラニン生成抑制作用
③解毒作用
④免疫サポート
になります。

中でもスキンケアでのグルタチオンは①と②の作用が大きく関わるため
以下に内容を記載します。

*グルタチオンの抗酸化作用*
グルタチオンには、皮膚老化を引き起こす活性酸素(ROS)やフリーラジカルを直接除去する作用があります。

このグラフ(PDF参照)はDPPHとABTSという活性酸素の代替物を使用して、グルタチオンが持つ抗酸化作用を測定した
結果となっています。
DPPHはもともと紫色をしていますが、抗酸化物質が作用すると単黄色に変化するという特徴があります。
ABTSはもともと青紫色ですが、抗酸化物質が作用すると脱色します。
これらの色の変化を吸光度測定というもので見ることで、抗酸化力を測ることができます。

グルタチオンの抗酸化力は、DPPHが最大消去率80%、ABTSが最大消去率95%でありかなり強力な
抗酸化作用を有することが示されています。

*グルタチオンのメラニン生成抑制作用*
グルタチオンにはメラニンの生成を抑制する効果があることがわかっています。
メラノサイトにUVBを照射したときのメラニン含有量の変化を見た実験では、グルタチオンは濃度依存的にメラニン含有量を大幅に減少させ、美白効果があることが示されています。

グルタチオンがメラニン生成を抑制する機序は2つあります。
① チロシナーゼ活性の抑制作用
② メラニンの前駆物質であるドーパキノンをフェオメラニンに変換して黒くなるのを抑制する

これらの効果から、グルタチオンは美白効果が高いことで有名であり美容医療では白玉点滴として、
そして最近では化粧品やサプリメントでもグルタチオンが配合されているものが増えています。

ちなみに、グルタチオンの働きの残り2つは
③ 解毒作用:肝臓において、毒素・重金属・老廃物などをグルタチオン抱合により無毒化する
      (これは薬の代謝も含まれています)
④ 免疫サポート:免疫細胞(T細胞・NK細胞)の機能維持に重要な物質
といった内容になっています。主に内服での作用のため、ここに詳細は記載しません。

製作日:2025.07.18
監修:株式会社UTP 研究室


エビデンス・研究資料「グルタチオンの基礎知識」PDF

詳しくは、PDFをご参照ください。


【グルタチオンを含む関連商品】
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【関連記事】
●美のレシピvol.5(2025年10月号)2025年注目の成分は“グルタチオン”
ここ最近、「白玉点滴(しらたまてんてき)」って聞いたことありませんか?
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