【この記事で学べること】
●糖化は、糖とタンパク質の反応が段階的に進み、AGEsが生じる複雑な反応
●初期のシッフ塩基は可逆的ですが、アマドリ化合物はより安定している
●プラセンタの抗酸化研究と、抗糖化・老化防止を分けて考えることが大切
老化には様々な原因や説があります。
- テロメア理論
- 酸化ストレス仮説
- カロリーリストリクション仮説
などなど。
当然ながら現時点で老化の原因は全て解明されているわけではなく、また様々な要因が複雑に絡まり合って老化につながっていると考えられます。
その中で、今回は、老化のキーワードの1つ「糖化」について投稿したいと思います。
(最新のキーワードではありませんが・・・汗)
「糖化」についてはご存知の方も多いと思いますが、少しだけ説明させてください。
✔ 「糖化」とは?
「糖化」とは、体内にある「タンパク質」と「糖」が酵素を介さずに反応し、段階的に性質が変化していく現象です。すごくざっくり言うと、
- 体内にある「タンパク質」と「糖」が反応する
- タンパク質の構造や働きが変化する
- 反応が進むと「AGEs(終末糖化産物)」と呼ばれる多様な物質が生じる
という流れです。
この「糖化」反応によって、
- お肌の真皮層に存在するコラーゲンの性質が変化し、ハリや弾力の低下に関わる
- 血管壁にあるタンパク質にも影響し、血管の機能に関わる
- 体内の様々なタンパク質の構造や働きに影響し、老化や疾患との関連が研究されている
- 一部のAGEsは、肌の黄ぐすみなどの見た目に関わる場合がある
などなど、「老化」を考える上で「糖化」は重要なキーワードの1つと言われております!
なので、「抗糖化」に着目した食品や化粧品への注目度も高まっています。
と・・・ここまでは非常によく知られた話ですが、もう少し「糖化現象」を掘り下げて詳しく説明していきたいと思います。

✔ 糖化反応の詳細は?
糖化反応をシンプルに整理すると、
- 体内にある「タンパク質」と「糖」が反応する
- 「シッフ塩基」という不安定な初期生成物になる
- 「アマドリ化合物」という、より安定した初期糖化産物になる
- その後、酸化を含む複数の反応を経て、多様な「AGEs(終末糖化産物)」へ進む
という流れです。
ここで大切なことは、可逆的なのは主に「シッフ塩基」の段階までで、「アマドリ化合物」はそれより安定した物質だということです。
さらに反応が進んでAGEsになると、体内で分解・排出されにくく、蓄積しやすくなります・・・。
ということは・・・
糖化対策を考えるときは、過剰な糖の摂取を避けることに加えて、酸化ストレスにも目を向けることが大切だと言えます!
もちろん、
- 過剰な糖を摂取しないこと
- 食事や運動など、日々の生活習慣を整えること
は重要ですが、糖化と酸化が互いに関わり合うことも知っておきたいポイントです。
以前も「酸化」について投稿させていただきましたが、「酸化」を防ぐことは、糖化が進む要因の一部を減らすことにもつながる可能性がありますね!
✔ プラセンタの抗酸化研究と糖化は分けて考える
勘のいい方はお気づきかと思いますが・・・
プラセンタには直接的な抗糖化作用は確認されていませんが、「抗酸化作用」がある事は非常に有名です。
プラセンタの「抗酸化作用」によって、「糖化」を防ぎ、結果的に「老化」を防ぐことは理論上あてはまると考えます。
皆様、プラセンタでいつまでも若いお肌と体を手に入れましょう!
作成日:2017.08.20
Profile:宮田哲朗
株式会社UTP社長/2,000件以上のクリニックやエステティックサロンと接した経験から得た知識を基に化粧品やサプリメントのオリジナル商品を多数プロデュース、数々のヒット商品を手掛ける。医療業界、美容業界に化粧品やサプリメントの正しい知識や選び方などを題材とした講演活動を全国で行う。著書に、「プロのための美肌メソッド」(アートデイズ社)「美肌作りの3分ルール」(ダイヤモンド社)
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